動作の対象
動作が向かう相手やものごとを示したい時。
2級のため。。。
1.~について
取り扱う対象を言う時。
①. あの人について私は何も知りません。
②. この町の歴史についてちょっと調べてみようと思っている。
③. この日本文化史についてのレポートは大変よくできている。
④. 昨日の小論文の試験「私の国の教育制度について」という題だった。
注意 : 話す、聞く、考える、書く、調べるなどの意味の動詞が後に来ることが多い。
このことは2「~に関して・~に関する」の場合も同じ。
使う : 名詞+について
2.~に関して・に関する
取り扱う対象を言う時。
①. この問題に関してはさまざまな方面から意見が寄せられた。
②. 「本件に関しましては、現在調査中でございまして、結論が出るまでにはもうしばらく時間をいただきたいと思います。」
③. 今回の「余暇の利用」に関してのアンケートはとても興味深かった。
④. この論文は、日本の宗教史に関する部分の調べ方が少し足りない。
注意:1「~について」の→を参照。1「~について」より硬い表現。
使う:名詞+に関して
3.~に対して・~に対する【~に/~を相手として】
動作や感情が向けられる相手や対象を表す。
① .小林先生は勉強が嫌いな学生に対して、とりわけ親しみをもって接していた。
② .この賞は特に女性の地位向上に功績のあった人に対して贈られるものです。
③ .「今のランさんの発言に対して、何か反論のある方は手を挙げてください。」
④ .青年の、親に対する反抗心は、いつ頃生まれ、いつ頃消えるのだろうか。
注意:1「~について」、2「~にかんして・~にかんする」とちがって、相手に直接、動作や気持ちが及ぶ時に使う。後には対立関係を表す語〔反抗、反論、抗議など〕が来ることが多い。
使う:名詞+に対して
4.~にこたえて・~にこたえる【~に沿うように】
①. 参加者の要望にこたえて、次回の説明会には会長自身が出席することになった。
②. 聴衆のアンコールにこたえて、指揮者は再び舞台に姿を見せ、美しい曲を聴かせてくれた。
③. 内閣は国民の期待にこたえるような有効な解決策を打ち出してもらいたい。
注意:「~」には質問、期待、要望などを表す名詞がくる。
使う:名詞+にこたえて